新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます!
2012年もよろしくお願いします。

なんて書くと微妙に時期を外している感じですが
今年は1月23日は旧暦で1月1日になります。

日本は明治の初期に旧暦の天保暦から
現在のグレゴリオ暦に改訂されたの気に
殆どの祭事を旧暦から新暦に移しました。

なんで、七夕が1月前倒しになって
「天の川」が見られない梅雨の時期だったり、
五月晴れが「梅雨の晴れ間」という意味から
新暦五月の「晩春の快晴」に変わったりと
日本の文化に大きな影響がありました。

しかし、盆だけは相変わらず旧暦七月なのは
やっぱり一番暑い時期で夏休みを取りたい
っていう思いからなんでしょうかね。

で、この旧暦から新暦への移行ですが
これまでは日本国内での仕事が多くて
あんまり影響が無かったのですが
仕事がグローバル化するにつれて
色々と面倒な事になってきてますね。

まず、ヨーロッパ。
実はグレゴリオ暦はローマ暦がベースなので
1月1日というのがキリスト教とは
基本的には関係ありません。
なので、暦の上では1月1日が新年ですが
実質的にはクリスマスが新年扱いで
みんなクリスマス休暇を取ります。

そして、日本では新暦の1月1日前後に
年末年始の休暇があります。

最後に中国や韓国、ベトナムなどの
東アジア諸国は旧正月のままですので
旧暦に合わせて新年の休みとなります。

てなことで、今年みたいに旧正月が
一月下旬にあったりすると
なんだかんだで、ほぼ一月の間
仕事が停滞しちゃったりします。
いろいろ面倒ですよねぇ。

ところで、今の暦はローマ歴が
ベースであるわけですが
古代ローマでは元々3月1日(March)が
新年の始めだったのは有名ですね。
だから8番目の月(October)が
今では10月だったりして2月ずれています。

でもって1年の終わりは今と同じで12月。
じゃあ、1月と2月はどうだったのか
と言うと「無かった」そうです。

元々が農事暦なので「そろそろ春だぞ」
っていう3月に一年が始まって
収穫が終わった12月に1年が終わると
冬の間は特にやる事がなかったので
暦が必要なかったためだからそうです。

ビジネスではMESEである事が求められますが
こうやって「無くてもいいから無いよ」
っていう手抜きの社会制度ってのも
僕は面白いと思うんですけどねぇ。

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