君は、世界を迎え撃つ準備が出来ているか?


「君ワク」に続けて、田村氏の新作を読みました。
前作は、どちらかと言えば学生や若手社会人に向けて
世界に出て行けと発破を掛けていたのに対して
こちらは30代、40代といった中堅世代をターゲットに
具体的に世界で戦うに必要な準備について書いてありました。

前作を読んだ時には、自分はもうワクワクできないのか
とちょっぴり残念に思ったりしたのですが、
本作は自分にぴったりのメッセージが詰まっており
読んでいて、よりワクワクすることができました。

特に、田村氏が歴史や古典を学ぶ重要性を訴えていたのに強く共感しました。
日本のビジネスマンは現代ビジネスに関する知識は豊富ですが
こと歴史に関しては「信長はグローバル、家康はドメスティック」
とかいうイメージだけの議論を平然としだすくらいに
歴史や古典に対して中途半端な知識しか持っていません。
世界史ともなればなおさらです。

世界は、ここ200年くらいを除いてずっと中国とインドの時代であったり
西洋の近代哲学の発展には東洋哲学の影響があったりといった
僕が世間に訴えかけたい内容を影響力を持つ人が説明してくれるのは
非常に嬉しく感じました。

前作はアイビーリーグじゃないと学歴じゃないであるとか
学生は24時間ハードに学んで遊んで恋愛してとか
世界の本当にトップの人たちの行動を紹介していましたが
本作は僕のような凡人に対して、日々どう努力すればよいのか
これからの世界に対してどう準備をすべきであるのか
といった点について、現実的な手法を提言してくれており
本を読み終わったらすぐに実践してみようと思えるものが多く
自分の意識をぐっと持ち上げてくれる感じがしました。

また、田村氏の講演を聞いて、彼も小さい子どもをもつ父親であり
時間と仕事をやりくりして子どもと触れあう時間を作っている
ということを知ったことで彼の意見を受け入れやすくなった
というのも前作を読んだ時点との違いです。

仕事一辺倒で家庭の事なんて意識しなければ
何かに向かって一生懸命努力するなんて非常に簡単ですからね。

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