超訳百人一首が面白い!

今日の昼休みに本屋でたまたま見かけた
うた恋い」というコミックスが面白かったです!

百人一首をテーマに一首一首がショートストーリーで展開し
その歌がどういう意味を持っているのかを説明しているんですが
とにかく漫画としての完成度が高くて、
その歌を作者が詠んだときの気持ちが
すっと心に入ってくる感じです。

一首一首はショートストーリーなのですが
各巻である程度話に繋がりがあって
歌だけでなく読み手の人生なんかも垣間見えて
結構じーんときちゃいました。

小野小町の「花の色は~」とか、イメージとしては
モテモテの女性が気取って歌ったような印象でしたが
この作品の中では、年を経た小野小町が
昔を思い出して、自分の人生に感慨を持って詠んでたりして
色々と新しい発見がありました。

これまで百人一首というと丸暗記の側面が強くて
あんまり個々の歌に思い入れはなかったのですが
ちょっときちんと読み込んでみようかと思いました。

一番好きなのが在原行平(業平じゃないよ!)の
「たちわかれ いなばのやまの みねにおふる
まつとしきかば いまかえりこむ」
のエピソードです。
ちょっと、自分の今の状況と重ねてうるっときました。

全部で3巻まで出ている、この作品ですが
7月からはテレビ東京でアニメ化もされるそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿